小高御位山 (185m)

2006年01月07日


少し登ると播磨アルプスの縦走路である尾根と右に高御位山が見えた。

振り返ると今日は見通しが良く、飯盛山と平荘湖が綺麗にに見えた。
こんな澄み切った景色は久し振りだ。

160mピークまで登ると昔、ここが米相場の中継所跡である旨の説明板があった。この看板も古びて読み難くなっている。

兵庫県加古川市
昨年('05)の元日に播磨アルプスを全縦走したが、その時に各所に脇道があることに気付き、どこからの道なのか気になってしまい、いつかは探索しようと思っていた。
西神吉町からの登山道
里山の登山口は見付け難い。登山口を探し出すには上から下山するのが一番手っ取り早いが、今日は志方町からの登山口を探し出し、登ってみることにした。目ぼしい所を何度も往復して登山口を見付けることが出来たが、登山口の標示は道路側には無く、道路から少し入った所にあるので登山口は見付かるはずがない。
高御位山歴10数年であり、この道路は過去、何回も通っているが、ここに登山口があるのは今までまったく気付かなかった。
登山口は右の地蔵堂を目印にするが、左の駐車スペースは
登山者用のものではなく、参拝者のものだろう。

駐車場の奥に手書きの高御位山への登山口を表す簡単な標示があった。

鞍部に降りて160mピークを見る。左の下の方に太閤岩が見えるが、
この時点では太閤岩に気付いていない。

今回歩いた小高御位山へのコース。クリックで拡大します。
登り途中で播磨アルプスの縦走尾根を見る。
縦走路よりいつもの高御位山の山頂を見る。
縦走路から脇道に入ると”小高御位山”(185m)の山頂に出た。
初めて見る山頂からの展望に新鮮さを感じた。
高御位山への参道入口の駐車場近くに小高御位山への登山口があった。
登山口の標示がまったくなく、立て札は”ポイ捨て、犬の糞放置禁止”の看板である。(その後、小高御位山への登山口表示が立っていた。)
県道388号線、成井地区から見た高御位山。小高御座山の方が高く見えるのは遠近感のせいである。
辻登山口〜太閤岩
登山口からは小さく折れ曲がるジグザグ道を5分程で高圧電線の鉄塔下に着く。
鉄塔下からは穏やかな尾根道となり展望も開ける。高御位山の良さはどこも展望が良いことである。
160mピーク〜縦走路
この登山道は初めて通る訳であるが、噂に聞いた太閤岩の後にも中継所跡があるのは知らなかった。中継所跡と言っても
昔、ここで旗を振って連絡しただけと思う。登山口からは三つの小さなピークを越えて行くがどこからも見晴らしは良い。
この岩に”太閤岩”の名盤が埋め込まれている。
後の山は登って来た100mピーク。
古びた看板に何やら書かれていた。読める範囲まで拡大してます。
小高御位山へ
何度も歩いている播磨アルプスの縦走路に入り、高御位山に向けて歩いていると、180ピーク
に脇道があったので入ってみると、その先に”小高御位山”の標示があるピークがあった。
がーーん!”である。今まで縦走路途中に小高御位山があり、自分は何度も小高御位山に登
っていると思っていたのにこんな所にあったとは。今まで嘘の地図を書いていたのが恥ずかしい。
初めて登った小高御位山の展望はすこぶる良く、成井登山口からの参道とけもの道が見て取れる。
山頂にあった素朴なお地蔵さん。
小高御位山から見た高御位山には、いつも登っている成井からの参道、けもの道が見て取れる。
小高御位山からの下山
山頂からは登山道が続いている。この道はどこから登っているのか、下ってみることにする。
岩盤の急な下りから始まり、後は雑木林の中を下っていくと、道路に出た。2回目の”がーーん”である。えっ!、こんな所に出るの。何度も来ている成井登山口の駐車場の前に出た。
ここからの登り口には何の標示も無く、踏み跡が林に向かって続いているだけなので今まで気付かなかった。今日は知らない登山道を見付ける為に着たが、意外性が大きかった。
雑感
何十回も登っている高御位山であるが、まだまだ知らない部分が多くあったことを認識させられた。
今日も縦走路で会った地元の人から新たなる道を教えて頂いたので近々行ってみたい。
今日は高御位山には登るつもりは無く、1時間40分で新たなる発見の歩き(?)を終える。
兵庫100山』   西神吉町辻の登山口から登り、小高御座山から成井に下山する。
こたかみくらやま
播磨アルプス
小さな峠にある登山口の基点となる地蔵堂。
縦走路に出る最後の登り。登山道ははっきりとしていた。
成井登山口から登る時には、けもの道から登り、参道で下山している。
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